事業場外みなし労働時間制と残業代について

事業場外みなし労働時間制では、確かに通常は残業代が発生することはありません。

朝の8時から外勤活動を始め、夜は夜で20時まで外回りをしていたとしましょう。この場合12時間も外勤をしていたことになります。ただし事業場外みなし労働時間制であっても休憩時間を与える必要は残りますので、1時間は昼食などのために休憩していたとしますと、勤務時間は11時間です。この会社のみなし労働時間が8時間であったとしますと、3時間も時間外勤務をしています。

ですが、この3時間分の残業代は発生しません。事業場外みなし労働時間制とは、何時間仕事をしていようともみなし労働時間だけ仕事をしたものとみなされる制度です。ですから11時間仕事をしていたとしても8時間だけ仕事をしたとみなされることになります。従って残業代は発生しません。逆に7時間とか6時間しか仕事をしていなくても8時間は働いたものとみなされますから、残業手当が出ない代わりに遅刻や早退扱いとなって給料が減らされることもありません。

ただし、事業場外みなし労働時間制でのみなし労働時間は、8時間としなければならないわけではありません。11時間が通常だというのは行き過ぎですが、9時間が通常だということであれば会社として9時間に設定することは可能です。もちろん全体一律に適用する必要があり、ある人は9時間とみなすけれども別の人は8時間とみなすというように、人によって異なる時間を設定することはできません。

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